どらっぐてーぶる
あべの安正の小部屋
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頂モノ。
・・・朝からお使いです。
祖父母殿から押入れの整理を承り、行く事に。幸いにして良い天気で足取りも軽い。
体調も戻ったみたいだし、今日は何しようかな?とか思ってたら着いた。
そして押入れの整理は数分で終了。何やら祖父殿の一周忌にあわせて道具を出す為だったみたい。そうかもう一周忌か・・・、でも使う茶碗とかはすんなり出てきて祖母からの用事は済んだ。
だがしかし、押入れに中は箱物でぎっちり・・・。
あ「使う?」
祖母「・・・要らないわ」
で、頂いた品々である。接収、強奪、詐欺とも言う。
香炉。
入れ物自体は大して良い物ではない。むしろ、細工された表面が・・・て、使いにくい模様だのう・・・。
銘は『登竜之図』。
蓋にまで掛かった赤い炎紋がやや過剰な演出かも。
辰年生まれに合わせて頂いたが、飾るかどうかは別。
素材は恐らく樹脂、細工の金と色使いの漆は本物かと。
鱗の細かい部分や目の淵にある細かい彫りがそれなりの価値を与えている。
箱書きも銘と作者のみなので、特に大層な物ではない・・・・・・と思う。
香炉ではあるが、抹香や香木(伽羅、白檀)などの火を使わない物用。だって樹脂だし?
次に頂いたのが恐らく本命。
紅滋野の茶碗、銘は『寿嵐』とか書いてた。
茶碗の底辺りに釉薬の割れが有るくらいで、器自体はしっかりしている。
厚みのある飲み口と手触りが良く、ザラついた蝕感が素朴さと土の感触が好みかと。
茶筅が痛むだろうなぁ・・・。
信楽焼きも幾つかあったけど、まだまだ使わないと滑らかさが出ない。
色は好きな鮮紅と白のコントラスト。
それと年季の入ったコーヒーセット。一組しか無いけど、ソーサーが二枚あるからカップが出張してるんだろう。
濃紺を基調としたデザインが良かったから貰った。
祖父母の家はコーヒーより紅茶の割合が多かったから紅茶セットの方が多い。
決して悪い品では無く、陶器である。
ポットの底やカップに着いた渋を見ると年季が入っていると解る。
けど、実物は小ぶりで可愛らしい。アンティークな雰囲気が〇!!
奥の赤いのは焼き物の花瓶。小さくて一輪挿しかと。
一緒の箱に入ってたから貰って来たが・・・オカンが使うだろう。
まぁ、もって帰ってきたが使うかどうかは考え中。
むしろ使って無い道具は使わないと、と思うから引き取ったんだが・・・心配なのは祖母の方。
道具の処分が早い。急がなくても良いとは思うんだが、愛着のあった物ほど手放そうとする。
祖父が先立ってしまい寂しいのは理解できるが、やや急ぎすぎる。まるで一刻も早く整理してしまいたい様だ。
おそらく・・・この家の茶道具は引き取る事になるだろうけど、此方にも愛着はあるからこそ最後まで持っていて欲しい。
処分はそれからでも遅くは無いし・・・。
良い物が揃っているからこそ、大事に置いておく。それも道具の役目であり、置物になっているからこその価値でもある。
不意に「ツクモガミ」なる古道具に宿る妖怪を思い出した。百鬼夜行のアレだ。
『憑物神』は齢経た道具に意思が宿るモノノケで穴の開いた鍋や折れた針など、人の生活の直結した存在が多い。
由緒正しく、神格化したモノ(琵琶や鏡、刀や経典)もあれば人に害為す妖怪も居る。
発端は使い込んだ道具に対する感謝と愛着だと思うんだが、どうだろう?
各地で行われる「〇〇供養」はその表れかと・・・針とか、人形とか。
そのうち車やキーボード、ギターとかが仲間入りするかも・・・ってもう入ってるのか??
何が言いたかったのかって?
道具は使ってこその価値、だと思う。
まぁ、価値を見出せる程の目効きも腕も無いけどねー
古い物も使っていこうかなぁ。
祖父母殿から押入れの整理を承り、行く事に。幸いにして良い天気で足取りも軽い。
体調も戻ったみたいだし、今日は何しようかな?とか思ってたら着いた。
そして押入れの整理は数分で終了。何やら祖父殿の一周忌にあわせて道具を出す為だったみたい。そうかもう一周忌か・・・、でも使う茶碗とかはすんなり出てきて祖母からの用事は済んだ。
だがしかし、押入れに中は箱物でぎっちり・・・。
あ「使う?」
祖母「・・・要らないわ」
で、頂いた品々である。接収、強奪、詐欺とも言う。
香炉。
入れ物自体は大して良い物ではない。むしろ、細工された表面が・・・て、使いにくい模様だのう・・・。
銘は『登竜之図』。
蓋にまで掛かった赤い炎紋がやや過剰な演出かも。
辰年生まれに合わせて頂いたが、飾るかどうかは別。
素材は恐らく樹脂、細工の金と色使いの漆は本物かと。
鱗の細かい部分や目の淵にある細かい彫りがそれなりの価値を与えている。
箱書きも銘と作者のみなので、特に大層な物ではない・・・・・・と思う。
香炉ではあるが、抹香や香木(伽羅、白檀)などの火を使わない物用。だって樹脂だし?
次に頂いたのが恐らく本命。
紅滋野の茶碗、銘は『寿嵐』とか書いてた。
茶碗の底辺りに釉薬の割れが有るくらいで、器自体はしっかりしている。
厚みのある飲み口と手触りが良く、ザラついた蝕感が素朴さと土の感触が好みかと。
茶筅が痛むだろうなぁ・・・。
信楽焼きも幾つかあったけど、まだまだ使わないと滑らかさが出ない。
色は好きな鮮紅と白のコントラスト。
それと年季の入ったコーヒーセット。一組しか無いけど、ソーサーが二枚あるからカップが出張してるんだろう。
濃紺を基調としたデザインが良かったから貰った。
祖父母の家はコーヒーより紅茶の割合が多かったから紅茶セットの方が多い。
決して悪い品では無く、陶器である。
ポットの底やカップに着いた渋を見ると年季が入っていると解る。
けど、実物は小ぶりで可愛らしい。アンティークな雰囲気が〇!!
奥の赤いのは焼き物の花瓶。小さくて一輪挿しかと。
一緒の箱に入ってたから貰って来たが・・・オカンが使うだろう。
まぁ、もって帰ってきたが使うかどうかは考え中。
むしろ使って無い道具は使わないと、と思うから引き取ったんだが・・・心配なのは祖母の方。
道具の処分が早い。急がなくても良いとは思うんだが、愛着のあった物ほど手放そうとする。
祖父が先立ってしまい寂しいのは理解できるが、やや急ぎすぎる。まるで一刻も早く整理してしまいたい様だ。
おそらく・・・この家の茶道具は引き取る事になるだろうけど、此方にも愛着はあるからこそ最後まで持っていて欲しい。
処分はそれからでも遅くは無いし・・・。
良い物が揃っているからこそ、大事に置いておく。それも道具の役目であり、置物になっているからこその価値でもある。
不意に「ツクモガミ」なる古道具に宿る妖怪を思い出した。百鬼夜行のアレだ。
『憑物神』は齢経た道具に意思が宿るモノノケで穴の開いた鍋や折れた針など、人の生活の直結した存在が多い。
由緒正しく、神格化したモノ(琵琶や鏡、刀や経典)もあれば人に害為す妖怪も居る。
発端は使い込んだ道具に対する感謝と愛着だと思うんだが、どうだろう?
各地で行われる「〇〇供養」はその表れかと・・・針とか、人形とか。
そのうち車やキーボード、ギターとかが仲間入りするかも・・・ってもう入ってるのか??
何が言いたかったのかって?
道具は使ってこその価値、だと思う。
まぁ、価値を見出せる程の目効きも腕も無いけどねー
古い物も使っていこうかなぁ。
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